勝鬨橋移り気な街を流るる大川の二度と開かぬ勝鬨橋に

有明へ海風薫る昼下がり晴海過ぎても曇天模様

新豊洲市場の上も曇り空いつまでかかるや移転問題


福島屋のおにぎりおむすびが結ぶ心と心なら軽く握れば崩れやすくて


銀杏並木新緑の風に誘われ並木道まだ見ぬ景色探し求めて


桜何事も引き際こそが肝心と我に語りし桜散りゆく


獅子たちが北の大地でハム食らう今年こそはの開幕勝利


聞こえるは大地の叫びきらめくは命の光めぐり逢うため


人の四季悩み悲しみ繰り返し味わい増して七十路八十路


【歌始】初春の内平らかに外成らん慣れし麻布に飜世朝


あくまでも直球だけを投げ込んだ打ち返されることがあっても


ガラス越し夜に微笑む眠い月流れる時が彼方に溶ける