社会情勢が厳しき折、辛抱と忍耐の日々が続いていますが、現時点(4/29現在)における私見を書き残しておきたいと思います。この1か月間、世界各地の仲間たちとやり取りした中で分かったこと、教えられたことをまとめておきます。

 

 世界は今、いわば“集団ヒステリー”の渦中にあります。政治学・経済学的には、今回のコロナ禍は壮大な社会実験であると言えます。動いている経済という生き物に、政治が人為的に世界規模で急ブレーキをかけたのです。この先に何が待っているのか、それは誰にも想像がつきません。ただし、大変革が起きることは容易に予想できます。この大変革を経験できるだけでも、興味深い時代に生を享けたものだと、私個人は積極的な思考で生きています。と同時に、自分の身を守るため、自分の周囲の生活圏を守るため、細腕でできることは行政機関と連携しながら取り組んでいるところです。

 

 私の周りでは、BC(Before Corona)とAC(After Corona)という表現が聞かれるようになりました。気が早い人は、ACのことを想定し、新たなビジネスモデルを模索し始めています。

 

 さて、今日現在の話に移ります。ここまでで、諸外国が採用したコロナ対策は2つに大別できるでしょう。

〈A〉強行的ハードランディング型 - 強行封鎖による封じ込めで、ワクチンや治療薬の開発を待つ(ドイツ、韓国など)


〈B〉自発的ソフトランディング型 - 自粛要請による収束を目指し、抗体生成を待つ(スウェーデン、日本など)

 ワクチンや治療薬を早期に開発できた場合、もしくはウイルスが強毒化した場合はAに軍配が上がりますが、ワクチンや治療薬の開発が遅れ、かつ強毒化しなかった場合はBに理(利)があることになります。ここ数日の報道を分析しますと、少しづつ事態が進展し、潮目が変わりつつあるのを感じます。

 

・PCR検査一辺倒だったのが、諸外国では抗体検査に話題がシフトしつつある
・スウェーデンの事例が成功例として取り上げられている

 あくまでも今日現在の判断ですが、〈B〉自発的ソフトランディング型に一定の効果が認められている証左と言えます。わが国はこちらを採用していますから、メディア上の諸論はさておき、善戦していると言えるかもしれません。

 新型コロナウイルスについて当初から分かっていたことは、


・弱毒性
・強い感染力

で、分かっていなかったことは、


・発生源が不明(動物由来説、生物兵器由来説、等々)
・強毒化するか否かが不明
・再発するか否かが不明

であり、現在、理解されつつあることは、


・仮に人工的発生源だとしても、即、危険であるわけではない

・人工的な遺伝子操作によって存在するものは、自然界の作用で駆逐される場合が多い
・強毒化する兆候は確認されていない
・PCR検査の再検査で再陽性化したケースは、再発ではなく、ウィルスの再活性化のようである

 

です。

 これらの諸点から推論できるのは、新型コロナ症候群とは「新型の“風邪”である」ということです。その認識が徐々に形成されつつあり、今後は世論への注意喚起も行われるでしょう。同時に、ACを見据えた政府の発言も徐々に具体的になっていくものと思われます。


・教育機関における秋期(秋季)入学の実施
・デジタル政府への移行と行政のIT化

 また、産業構造にも大きな変化が生じ、民間では次のようなことが起こるかもしれません。

 

・SDGs重視の経営と商習慣の確立

・中小企業のM&Aの活発化
・商取引における電子化や脱印鑑の推進

・キャッシュレスの普及
・大企業における中間管理職の存在意義の再考

・文化活動および芸能活動の様態の変化

・娯楽(エンターテイメント)産業の転換

・外食産業および特飲業者の淘汰


 ACにあっては、方法や手法が変わるのではなく、方法や手法を実践するプレイヤーが変わります。今回の自粛により、「不要不急」のプレイヤーが明確になっているからです。そして、そのプレイヤーが必ずしも人間とは限りません。自分がレッドカードで退場となるか、“代打の切り札”として期待のプレイヤーになるか。今秋がリスタートになるとすれば、準備期間は4〜5か月です。

 

 最後に、私がいつも心に留めている言葉があります。一見、矛盾するようですが、どちらも「必要必急」なことを語っています。

 

万物の終わり近づけり、然らば汝ら心を慥かにし、慎みて祈りせよ。(『新約聖書』ペテロ前書第4章7節)

 

Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces, I would still plant my apple tree.(マルティン・ルター。筆者意訳:「たとえ明日、世界が滅びようとも、今日、私は畑を耕す」)

 

 皆様にも平安がありますように。

 

Special thanks to S.A., T.H. and A.H. for their advices.
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