もがいても道は見つかるはずもなく目をそらしては逃げ回るだけ

気がつけばいつも独りの金曜日タモリ倶楽部を楽しみながら

西北の風に聞こゆる亡き父の諫めを遠く思ひ出づる日

惜しむらむ君が心を知りぬればふたりを分くる春の嵐か

さらさらと雨に追われて桜散り屋根に積もりて汽車が離れる

開幕を勝利で飾り今年こそ栄光つかめ燃える獅子たち

輝きをひとつ見つけて思うまま力を競い力を合わせ

冬の空やがて消え去る薔薇の花見果てぬ男たちは夢へと

年の瀬をひとり斜めに眺むれば失いし日がこちらを見つむ

行く年を独り静かに見送れば右に左に忘れ物あり