騙されて桜が笑うけやき坂雨は優しき四月の魚

もどかしい思いは歌にならないが友の復りを今は待つだけ

昼下がり陽光浴びて永井坂タワー横目に足取り軽く

ひたすらに静かに座り待つ時を過ぎて成果を独り悦ぶ

目をつむり遠き故郷の夢見れば麻布の街に降れる白雪

【追悼】音探し 唯是 ただこれ のみぞ我が使命箏に向かひて貫きし道

【歌始】明けてなお何も変わらぬこの世代われが超えゆく時を呼ぶ声

人は今何処を歩む年の瀬に喜怒哀楽を幾重に纏い

ペン持てばつひ人生の 台本 シナリオ を書きたくなりてペンを折りけり

けたたまし雨のピアノが叩く音切なく聞きて駆けて帰らむ