けたたまし雨のピアノが叩く音切なく聞きて駆けて帰らむ

秋深し風の街にて四十二の声聞くときぞ知る人もなく

火の国へ鶴の翼で舞い降りてめばるかわはぎ一文字ぐるり

気がつけばいつも気ままな一人旅風を探して人を愛して

遠い街探し続ける風の音時の流れに気の向くままに

現実も仮装も同じ者あふれ汁粉すすりつ一瞥くれる

望み果て心傷つき沈む時愛しているさ誰かが君を
瞳閉じ耳を澄ませていればいい信じているさ誰かが君を
顔あげて明日の道を見ればいい探しているさ誰かが君を

バスを待つ束の間街に通り雨身捨つるほどの女はありや

雨空の重き体に重なりし獅子と火の鳥敗れ去りけり

玄海の荒れに身を賭す友ありて天の支えと武運を祈る